納車まで3ヶ月……その間の足、どうする?福岡空港周辺の格安レンタカーで乗り切った話

車を買い替えるとき、意外と盲点になるのが「納車までの期間」です。

カーディーラーで契約を済ませて、気分はもう新車のオーナー。ところが営業さんから「納車まで約3ヶ月ほどかかります」と告げられた瞬間、頭の中に大きなハテナが浮かんだ方も多いのではないでしょうか。

私がまさにそうでした。

新車の納期が読めない時代になって久しいですが、3ヶ月という時間は思った以上に長い。毎日の買い物、子どもの送り迎え、週末のちょっとした外出。車がある生活に慣れてしまっていると、それがごっそりなくなる3ヶ月間は想像以上に不便です。旧車を下取りに出すタイミングを誤れば、文字通り「足がない」状態に陥ります。

まず考えたのは、自宅近くのレンタカー店を使うことでした。大手チェーンのレンタカーなら安心だし、手続きも慣れているだろうと思って料金を調べてみると……想像より高い。

コンパクトカーでも月に換算すると結構な金額になります。しかも私が必要としていたのはワンボックスカー。家族で動くことが多いので、ある程度の荷室と人数をこなせる車じゃないと困るんです。ワンボックスとなると料金がさらに上がって、3ヶ月分を計算したときには思わず「これはちょっと……」と声が出てしまいました。

同じ悩みを抱えている方、きっといますよね。納車待ちの3ヶ月なんて、本来は「もうすぐ新車が来る」という嬉しい時間のはずなのに、足の確保に頭を悩ませてしまうのはなんとも切ない話です。

困ったときはとにかく検索、ということでいろいろ調べていたある日、「そういえば福岡空港周辺ってレンタカー激戦区じゃなかったっけ」と思い当たりました。

空港周辺というのは、飛行機で来た旅行者や出張者をターゲットにしたレンタカー屋さんが集まりやすい場所です。競合が多ければ自然と価格競争も起きる。もしかしたら、地元民が日常使いするにも十分な価格帯のお店があるんじゃないか——そんな淡い期待を胸に、「福岡空港 レンタカー 格安」で検索してみました。

そこで目に止まったのが「業務レンタカー」という業態でした。

業務レンタカーとは、中古車をレンタル車両として活用することでコストを抑えた、比較的リーズナブルなレンタカーサービスです。大手チェーンの場合、レンタル車両は新車や低年式の車が中心で、その分維持コストや調達コストが料金に反映されます。一方、業務レンタカーは中古車を使うことでその負担を軽減し、利用者に安い料金で提供できる仕組みになっています。

「中古車ってことは古いの?大丈夫?」と思われる方もいると思います。私も最初はそこが気になりました。でも考えてみれば、自分が求めているのは「3ヶ月間、とりあえず日常生活が回せる車」です。別に最新の安全装備や豪華なインテリアが必要なわけじゃない。走ってくれて、荷物が載って、家族を乗せられればそれで十分。そう割り切ったら、中古車であることのハードルがすっと下がりました。

実際に問い合わせてみると、ワンボックスカーの長期レンタルプランがあり、近所の大手チェーンと比べてかなり割安。これは試してみる価値があると判断して、申し込みに踏み切りました。

結論から言うと、まったく問題ありませんでした。

借りたのはそれなりに走行距離のあるワンボックスカーでしたが、日常使いには何の不満もなし。エンジンはちゃんとかかるし、エアコンも効くし、荷室も広い。週末に家族でイオンに行くにも、子どもの習い事の送迎にも、何不自由なく使えました。

「とりあえず乗れればOK」という割り切りが、結果的にぴったりはまったな、という感じです。長期レンタルという性質上、毎日ガンガン使う日もあればほとんど乗らない日もある。そういった使い方を3ヶ月続けても、車に関するトラブルは特に発生しませんでした。

もちろん、中古車だから完璧とは言えません。内装のどこかに小さな傷があったり、年式なりの「使われてきた感」はあります。でもそれはむしろ、「借り物だから多少のことは気にしすぎなくていい」という精神的なゆとりにもつながりました。新車に近いレンタカーだと逆に気を遣いすぎてしまうことがありますが、それがない分、気楽に使えたのは意外な収穫でした。

納車待ちの3ヶ月間、「どうしよう」と焦る気持ちはよくわかります。私もそうでした。でも意外と選択肢はあるもので、ちょっと視野を広げて探してみると、自分のニーズにフィットした方法が見つかることがあります。

近所で高いと感じたら、少し足を伸ばして福岡空港周辺を探してみてください。業務レンタカーのような、中古車を活用した格安プランは、長期利用との相性が特に良いと思います。毎月の費用を抑えながら、日常の足をしっかり確保できる。それだけで、納車までの3ヶ月がずいぶん気楽になります。

新車が来るまでの「つなぎ」と割り切れるなら、完璧な車じゃなくていい。走って、乗れて、荷物が積めればそれで十分——そんなシンプルな基準で選んだ結果、私は3ヶ月間を何事もなく乗り切ることができました。

納車が待ち遠しい気持ちはもちろんですが、その前の期間もちゃんと快適に過ごせた。それだけで、車の買い替えにまつわるストレスがだいぶ減ったように感じています。同じ状況で悩んでいる方の参考に、少しでもなれれば幸いです。